気軽に3時間 熊野古道中辺路ウォーク!写真を撮りたくなる見どころ満載モデルコース(牛馬童子像~継桜王子)
熊野古道中辺路の宿場として栄えた「近露(ちかつゆ)」を中心に、中辺路のシンボル的存在の「牛馬童子像」から、わらぶき屋根の「とがのき茶屋」がある「継桜王子(つぎざくらおうじ)」へと歩くコースです。
少し山道が残りますが、ほとんどは舗装路で気軽に歩けるコースです。また、道沿いには王子が点在し、フォトスポットも多く退屈しません。
出発点である、牛馬童子口バス停には道の駅が併設されており、道中にも要所要所でトイレがあるので、初心者の方でも安心して歩くことができます。
継桜王子からは、国道沿いにあるバス停まで20分程度下り、田辺方面へ戻るか本宮方面へのバスで移動します。
なお、本コースへのアクセスはバス移動が基本になりますが、バスの本数が限られるため、事前に時間等についてよくお調べいただいてから歩行計画を立てましょう。
距離:6.5km
標準歩行時間:約2時間10分
※歩行時間に休憩時間は含まれていません。
【コース全体概要】
※コース詳細マップはこちら(マップは滝尻王子~熊野本宮大社のものなので、本コースについては、PDF2枚目の「牛馬童子口バス停」から「野中一方杉バス停」までの部分をご参照ください)
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
- 所要時間
- 約3時間
- 移動手段
- 徒歩

牛馬童子口バス停(道の駅 熊野古道中辺路)
花笠をイメージした物産販売所で特産物などのお土産や食事類を販売するほか、座敷の休憩所も併設。熊野古道中辺路沿いに位置し、トイレも整備されているので、古道歩きの途中に立ち寄るのにぴったりのスポットです。また、国道311号線沿いの道の駅でもあるので、ドライバーにも人気の休憩スポットとなっています。
中辺路のシンボル的存在である「牛馬童子像」までは歩いて1km弱、20分程度の距離です。
※営業時間等に関する情報は2025年2月時点のものです
- 住所
- 田辺市中辺路町近露2474-1
- 電話番号
- 0739-65-0671
- 営業時間
- 9時~17時
- 定休日
- 1月1日、2日、3日
12月~2月の毎週木曜日
牛馬童子像(ぎゅうばどうじぞう)
第65代天皇であった花山法皇(968~1008年)が熊野詣を行った際の姿と伝承されている高さ約50cmの像です。
その素朴で愛らしい風貌は中辺路のシンボル的存在にもなっており、絶好のフォトスポットです!
なお、隣に並ぶ石像は「役行者」であると言われています。
近露王子(ちかつゆおうじ)
トイレ、駐車場あり
近露王子は参詣者の禊場(みそぎば)であり、熊野詣の際には川で心身を浄める水垢離(みずごり)を行った後、王子に参拝することが習わしであったと言われています。
また、 近露は当時、本宮の手前最後の宿所として栄えた場所で、今もその名残で、民宿やゲストハウスなど様々なタイプの宿を見つけることができます。
比曽原王子
近露王子から約2キロメートル、旧国道の左上手に享保8年(1723年)に紀州藩が建てた結晶片岩の石碑があり、碑面に「比曽原王子」の文字があります。
継桜王子(つぎざくらおうじ)
トイレあり
昔の王子社を偲ばせる荘厳さを保っている王子の一つ。
王子社名の初見は、『熊野御幸記(くまのごこうき)』ですが、天仁2年(1109年)の『中右記』に「道の左辺に続桜樹あり、本は檜(ひのき)なり」と記されており、この時には既に王子社があったと考えられています。
Column
とがのき茶屋
継桜王子跡の横にある、かやぶき屋根が特徴の休憩所です。
こちらも本コース随一のフォトスポットです!

野中の清水
全国名水百選にも選定されている 野中の清水。
バス停に向かうまでの道中にありますので、ぜひお立ち寄りください。