和歌山のおすすめグルメ・お土産特集!郷土料理や特産品もご紹介します

和歌山と言えばクエやみかん、梅、しらすといった魅力的な特産品に加えて、歴史ある金山寺味噌や醤油、そしてなれずしやめはりずし等の郷土料理・食文化があります。もちろん和歌山ラーメンも忘れてはいけません!和歌山県を代表するグルメをおすすめの店舗やお土産と一緒にご紹介!

和歌山のおすすめグルメ・お土産特集!郷土料理や特産品もご紹介します

和歌山ラーメン

スープは鶏ガラや豚骨ベースで、あっさり系のスープの車庫前系と、白濁したこってりスープの井出系の2種類が主です。早ずしやゆでたまごなどといただき、会計は自己申告制であるのが一般的です。和歌山市内には、戦前から昭和40年代頃まで路面電車が走っていて、路線沿いに屋台の中華そば店が多く出店し、その中で車庫の前で営業していた店舗が源流になったことが車庫前系と呼ばれる所以と言われています。全国にある屋台街の発祥はこの和歌山の中華そばの屋台街なんて話も…。路面電車廃止後は市内を中心に各所に店舗が構えられ、さまざまな和歌山ラーメンを楽しむことができます。

和歌山ラーメンのお店

本家アロチ丸髙中華そば
昭和15年に高松で始めた屋台が発祥で、車庫前系と言われる和歌山ラーメンの本家。こだわった自社製生麺を使用しており、醤油とんこつスープは醤油の風味が高く、とんこつのコクが深いのに臭みがなくさっぱりとした味わいと評判です。ラーメン店なのにおでんが楽しめるのも特徴。お土産用に自宅で楽しめるセットも販売しています。
本家アロチ丸髙中華そば
プレミア和歌山
井出商店
和歌山ラーメンの代表的存在が井出商店です。もちろん、"井出系"の元祖でもあります。全国各地から多くの観光客やラーメン愛好家が訪れ、各種商品化もされている名店。スープは創業まもなく生まれ、今もその味を守り続けているコクのあるとんこつ醤油。細麺との相性が抜群です。
井出商店
井出商店 公式サイト
山為食堂
創業50年を超える老舗で、名の通り昔ながらの大衆食堂といった佇まいです。豚骨をじっくり煮込んでとるスープは、まったりとしていてコク深い味わい。そんなスープがよく絡むのは中太麺で、厚切りチャーシューとともに素材の旨みを堪能できる一杯です。
山為食堂
食べログ
和dining 清乃 本店
グルメ情報サイトで全国1位を獲得したこともある有名店。「こってり和歌山ラーメン」はすさみ町のイノブタのイブ美豚を使用し、うまみを凝縮させた濃厚なスープが特徴。あっさりした「角長しょうゆ匠」も人気で、好みに合わせてラーメンを堪能できます。
和dining 清乃 本店
食べログ

精進料理

和歌山には、弘法大師空海が約1,200年前に開いた高野山があり、真言宗総本山・金剛峯寺をはじめ、多くの寺院が所在しています。僧侶たちが厳しい修行の中でいただく精進料理は、殺生戒の教えに基づき、肉や魚などの生臭物を食べない食生活から生まれたものです。出汁や油に用いるのも純植物性で、調理法や素材選びに工夫が凝らされていて、近年は健康食としても人気です。高野山では、弘法大師もたいそう気に入っておられた「胡麻豆腐」が必ずといってよいほど並びます。

精進料理が食べられるお店 お土産にごま豆腐もおすすめ!

角濱ごまとうふ総本舗本店
ごま豆腐の製造販売を行っているお店。現地だからこそ購入できる「生ごま豆腐」は夕方には売り切れてしまうほどの人気。通常の日持ちするごま豆腐も販売しており、お土産にもおすすめ。他に食事やデザートがいただける飲食部がある店舗では、ごま豆腐を堪能できる懐石料理や、生ごま豆腐をデザート感覚でいただけるカフェメニューも提供しています。
角濱ごまとうふ総本舗本店
もっと見る
胡麻豆腐 濱田屋
吉野本葛を100%使用した胡麻豆腐の専門店。厳選した自然由来の3種類の原料「皮を丁寧に剥いた白胡麻」、「吉野本葛100%」、「高野山圓山弁天の清水」のみを使用しており、賞味期限は短く、冷蔵保存が必要。そのなめらかな舌ざわりや豊かな胡麻の風味はこだわりを感じる逸品です。店内でいただけるメニューもあり、オーソドックスなわさび醤油だけでなく、和三盆でいただく一風変わった味わいも楽しめます。
胡麻豆腐 濱田屋
胡麻豆腐 濱田屋 公式サイト
高野山料理 花菱
精進料理の基本である"五法"、"五味"、"五色"を貫きながら、老舗の味を守り続けています。高野山の精進料理以外にも季節ごとの御膳や本格的な懐石料理などを味わうことができます。高野山ケーブル高野山駅から奥の院行きバスで10分、「千手院橋」下車すぐと、観光しながらのアクセスも良好。来店の際には事前の予約をお忘れなく。
高野山料理 花菱
高野山料理 花菱 公式サイト

梅干し

高級梅「南高梅」の産地であるみなべ町・田辺市をはじめ、和歌山県では梅干し作りが盛んです。完熟の梅が採れる時期(6月ごろ)になると、梅干加工会社はもちろん、家庭でも梅干し作りが始まります。干すタイミングは7月初旬から8月初旬。晴天が続けば、夏の土用の時期に干す「土用干し」がよいとされています。塩だけで漬ける白干梅や、それにシソを加えて作るシソ梅などの伝統の味付けから、はちみつ入りや減塩、昆布だしが効いたものなど、さまざまな種類があり、高級な贈答品としても人気があります。

ちなみに、南高梅という名前は栽培を開始した高田貞楠氏と品種の調査を行った南部高校から命名されたそうです。

南高梅をつかった梅干しや加工品をお土産にどうぞ

福豊梅 特選紀州梅干
数ある紀州梅干しの中でも“紀州特選梅干”に認定された福豊梅を扱う梅干し専門店。完熟した南高梅を塩分控えめにして、はちみつとじっくり漬け込んだ福豊梅は、180g1,080円~。梅干し以外にもジャムやシロップなど梅を使った商品が多数ラインアップ。お店以外に和歌山城の観光土産品センターや黒潮市場などでも販売しています。
福豊梅 特選紀州梅干
もっと見る
梅いちばん 和歌山店
はちみつ梅干しの「元祖」は実はこちらで製造販売している黄金漬なのだそう。梅干しにぴったりの紀州南高梅からさらに厳選した梅を使用しています。和歌山店は和歌山城にほど近く、たくさんの種類の梅干し・梅酒等の梅商品からお土産を選ぶことができます。直営の南部店(みなべてん)では喫茶コーナーもあり、引き立てのコーヒーや梅いちばんのお菓子もいただけます。
梅いちばん 和歌山店
梅いちばん 公式サイト
ふみこ農園 梅グラッセ
有田から紀州グルメを発信。オリジナル商品「梅グラッセ」は、大粒の紀州南高梅を国産蜂蜜に半年以上じっくりと漬け込み、梅の栄養を一滴も漏らさずに作られています。1粒ずつ包装されており食べやすいのも嬉しいポイントです。食品のミシュラン・ガイドともいわれている「iTQi」で3年連続優秀味覚賞を受賞。豪華客船飛鳥Ⅱ内のショップでも販売されています。5粒入り864円。
ふみこ農園 梅グラッセ
ふみこ農園 公式サイト

Column

梅といえば「梅酒」! 産地だからこそバリエーション豊かな梅酒がたくさん

和歌山県では梅干しで有名な南高梅以外にも様々な種類の梅が製造されており、大手だけでなく地元企業が個性豊かな梅酒を製造しています。梅酒は胃腸の働きを助け、酸味が刺激となって食欲増進にも役立つと言われており、和歌山グルメのお供にもぴったり。日持ちもするのでお土産にもおすすめです。

梅といえば「梅酒」! 産地だからこそバリエーション豊かな梅酒がたくさん

醤油(しょうゆ)

日本の食卓に欠かせない醤油の発祥地は実は和歌山県の湯浅地域と言われています。

醤油のはじまりは鎌倉時代、現・由良町興国寺の禅僧が、なめ味噌(金山寺味噌)の製造過程で樽底に沈澱した液汁が調味料に適しているとして、醤油が生み出されたのだとか。江戸時代の湯浅町は紀州徳川の保護を受け、約100軒もの醤油屋が軒を並べていました。現在でも昔ながらの製法を用いた醤油づくりが伝承されており、湯浅町内の醤油屋など古い建物が現存する地区は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。古い蔵には酵母が住み着いていて、それがおいしい醤油の醸造に一役買っています。地区の中には、製品の販売や醤油づくりの見学・体験ができる施設もあり、醤油づくりの歴史を身近に感じることができます。

醤油を楽しめるお店をご紹介

湯浅醤油 醤館
昔ながらの木樽を用いた天然醸造にこだわった、湯浅町でも数少ない醸造蔵。工場は無料で見学することができ、醬油製造を体験できる体験や、自分で醤油を作って持ち帰ることができる醤油づくり体験も実施しています。もちろん醤油も販売しており、併設の蔵カフェでは気軽に楽しめる醤油ソフトクリームも味わうことができます。売店では金山寺味噌なども販売しており、お土産探しにもぴったり。
湯浅醤油 醤館
もっと見る
湯浅醤油の角長
天保12年(1841年)創業の老舗醤油蔵で湯浅でも最古の歴史を誇ります。自慢の手作り醤油はもちろん、圧搾や加熱といった人の手を加えず、麹が原料を分解してできた汁のみで作った「濁り醤(にごりびしお)」もおすすめ。本店の近くには醤油職人蔵や醤油資料館もあり、湯浅の醤油の伝統に触れることができる観光スポットでもあります。
湯浅醤油の角長
もっと見る
かどや食堂
湯浅駅から徒歩約1分。現在三代目のご主人が切り盛りする老舗食堂です。名物は釜揚げと生の2種のしらす丼。しらす丼専用のオリジナル醤油を編み出し、町おこしとして提供したところ大人気に。有田みかんの蜂蜜や紀州梅干をブレンドした特製醤油は、しらすの甘みを引き出す名脇役となり、老若男女に愛されています。他に刺身やうどんとの定食もおすすめです。
かどや食堂
かどや食堂 公式サイト
バウムクーヘン専門店 MAHALO 湯浅店
醤油蔵の駐車場に店を構えるバウムクーヘン専門店。名物は、独自の配合でしっかり焼きながらも通常の3倍以上の水分量を含んだ、しっとりふわっふわの生バウムクーヘン。「湯浅醤油ばぅむ」は、湯浅醤油の「生一本黒豆醤油」を用いた香ばしい和製バウムクーヘンで、食べた瞬間甘じょっぱい風味が口の中に広がります。有田市にある本店ではイートインでも楽しめます。
バウムクーヘン専門店 MAHALO 湯浅店
バウムクーヘン専門店 MAHALO 公式サイト

金山寺味噌

なめ味噌の一種で、ご飯のお供はもちろん、お酒の肴にもぴったりの金山寺味噌。鎌倉時代の僧侶・覚心(法燈国師)が、中国(宋)から持ち帰ったのが始まりで、その後、味噌の製造に適した水を確保できる現・湯浅町に伝えられたといわれています。いまでも金山寺味噌は、手作りの加工法で作られています。裸麦や丸茄子を使っているのが大きな特徴であり、元々は夏野菜を冬に食べる為の保存食でした。そして、醤油が生まれる元となったのがこの金山寺味噌と言われています。

金山寺味噌が買えるお店

高野山味噌本舗みずき
宝暦7年創業、高野山で唯一の味噌屋です。日本伝統の味を現代に伝える味噌汁用味噌をはじめ、大葉、くるみ、梅などを組み合わせた各種味みそは、年代を越える大人気の商品。手軽なおかずみそや金山寺味噌もリピーター続出の逸品です。また、田楽や焼みそおにぎり等のテイクアウトコーナーは、土、日、祝日限定で気軽に利用できます。昼過ぎには売り切れになってしまうのでお早めにどうぞ。
高野山味噌本舗みずき
もっと見る
久保味噌本舗
紀州金山寺味噌は国産100%の原料を使用しており、特に野菜は紀ノ川流域の野菜(白瓜・茄子・土生姜・しそ)を中心に使用。それらの原料を五島灘の塩、砂糖、水飴などで漬け込み醸造した、香り豊かでなめらかな味わいです。通常の金山寺味噌の他に風味がまろやかなうす塩もあるので、好みに合わせて選ぶことができます。他にも麹にこだわり、生糀、白みそ、田舎みそ、合わせみそを製造販売しています。
久保味噌本舗
久保味噌本舗 公式サイト
興国寺
日本の金山寺味噌と醤油の発祥地と言われている興国寺では、現在も売店で金山寺味噌や手作り醤油を販売しており、「興国寺」の名前が入った金山寺味噌が購入できます。観光としても見どころが多く、2mを超える巨大な天狗のお面や、なでながらお願いすることで願いが叶うとされる天狗命根石など、歴史好きの方もそうでない方も楽しむことができます。
興国寺
もっと見る
丸新本家
もともと金山寺味噌を作る過程で醤油が生まれたとも言われており、醤油と味噌は切っても切れない関係。だからこそ醤油発祥の地と言われる湯浅でも金山寺味噌を扱うお店が多くあります。1881年創業の丸進本家では具だくさん金山寺味噌の他、梅やゆず、わさびにニンニクなど様々な種類の金山寺味噌が販売されています。創業以来愛され続ける"昔ながらの味"もおすすめです。
丸新本家
丸新本家 公式サイト

めはり寿司

目を見張るほど大きく口を開いて食べることから、その名がついたといわれる「めはりずし」。熊野地方では山仕事の弁当に子どもの頭ほどもあるような、大きなめはり寿司を持って行く習慣があり、郷土の味として親しまれています。本来のめはり寿司は、炊いたご飯を握り、塩漬けした高菜の葉で包んだだけの素朴なものでしたが、近ごろでは、ご飯の中に入れる具もさまざまに。各店ごとにバラエティに富んだ味を楽しむことができます。

めはり寿司が買える・食べられるお店はこちら

総本家めはりや 新宮本店
家庭料理だっためはり寿司を、初めて商品化して観光客に提供したのがこのお店。作り置きせずに注文を受けてから握っていることもポイント。温かい白飯に高菜漬けのタレがなじんで次々ほおばりたくなるおいしさ。めはり寿司と豚汁、とろろ等がセットになった定食や海老のてんぷらを包んだ「めはり天むす」などが人気。テイクアウトやお土産としての販売も行っています。
総本家めはりや 新宮本店
総本家めはりや 公式サイト
めはり本舗 三軒茶屋 弘力庵
古民家の店舗で、こだわりの田舎そばと共に、めはり寿司や天ぷらをお楽しみいただけます。めはり寿司は通常の握りこぶし大のもの以外にも、太巻きのように海老天をごはんと高菜漬けで巻いた「めはり天」もあります。醤油をすこし垂らしていただきます。他にもしらすと岩のりをご飯に載せた「磯ま丼」も人気です。
めはり本舗 三軒茶屋 弘力庵
めはり本舗 三軒茶屋 弘力庵 公式サイト
めはり寿司二代目
めはり寿司と勝浦名産のまぐろ、そして串カツが楽しめることが評判のお店。カウンター席がメインで、地元で愛される食堂といった趣きがあります。看板メニューの「二代目定食」はめはり寿司、まぐろ丼、串カツがそろって楽しめる大満足のメニューです。めはり寿司は持ち帰りにも対応しており、王道の高菜以外にもまぐろのレアカツや梅等6種類が楽しめます。JR紀伊勝浦駅から徒歩約2分と公共交通機関でもアクセスしやすいことも嬉しいポイント。
めはり寿司二代目
食べログ

柿の葉寿司

海の幸に恵まれている和歌山ですが、昔は紀ノ川の上流では、新鮮な生魚がなかなか手に入れられませんでした。そこで生まれたのが柿の葉寿司。薄くそいだ塩サバを一口大に握ったすし飯にのせ、特産の柿の葉に包んで押し寿司にした名物です。紀ノ川の上流地域ではさまざまな柿が栽培されていますが、柿の葉寿司には最も香りがよい渋柿の葉が適しており、保存性も高いといわれています。柿の葉寿司が一般的となった今では、さばの他、鮭なども使われ、さまざまな具材で楽しめるようになっています。

柿の葉寿司を買うなら

久和楽(くわらく)
柿の葉寿司の専門店である久和楽の柿の葉寿司は、保存料無添加。遠方からも多くのファンが訪れる人気店です。さば、鮭、しいたけの3種があり、さば9個入り、3種類詰め合わせ9個入りなどをラインナップしています。売切れ次第終了なので、お求めの際には事前の電話確認がおすすめです(鮭、しいたけは前日までに予約が必要です)。
久和楽(くわらく)
久和楽 公式サイト
福本商店
機械を使わずに丁寧に手作業で作る柿の葉寿司が自慢。道の駅等でも購入できますが、本店でも買うことができます。柿の葉1枚1枚を手作業で洗い、お寿司はすべて手押し。防腐剤や添加物を一切使用しないことがこだわりです。ふんわりと詰められた酢飯と程よい厚みでしっとり脂がのったさばの柿の葉寿司はファンも多い一品です。
福本商店
取扱店オンラインショップ
かつらぎドライブイン(紀の川寿司本舗)
高野山の麓、参詣ルートでもあるかつらぎ町にあり、柿の葉寿司と産地直送の新鮮な野菜を販売しています。柿の葉寿司はさば、鮭、しいたけの3種類があり、さっぱりとした塩味とほのかな酢の風味が懐かしい昔ながらの味。ほかにも胡麻豆腐等、高野山の定番お土産も扱っており、週末にはたくさんの観光の方や、新鮮な野菜を目当てに地域の方々が訪れます。
かつらぎドライブイン(紀の川寿司本舗)
もっと見る

棒寿司(なれ寿司、姿寿司)

和歌山県にはいろいろな種類の寿司があります。でも和歌山のなれずしは日本三大なれずしの一つといわれ、古くから伝わる郷土料理のひとつです。塩さば等をすし飯にのせ、アセの葉で巻いて桶に詰め、重しをのせる押し寿司で、魚と塩と米飯のみで乳酸発酵して作るなれ寿司はぬか漬けの深漬けのような独特の香りが特徴で、地元では大人の味ともいわれます。酢飯を使った「早寿司」は初めての人でも食べやすく、中華そば(和歌山ラーメン)と一緒にいただけるお店も多いです。

また、さんまを1匹まるごと使った姿寿司も有名です。こちらも「なれずし」として発酵させたものもあり、中には30年物といった珍しい品も。

棒寿司(なれ寿司、姿寿司)を食べられるお店

弥助寿司
創業明治15年の老舗店で、創業当時から変わらぬ製法を守り続けています。その味わいは、後味にほんのりとした甘みがあり大変美味。年末には名物のなれずしを求めて行列ができるほど。酢を使ったさばの早寿司も食べやすくて人気です。他にもゆず酢を使用したさんますしや、小鯛を使ったピンク色が美しい小鯛寿司、鮎を丸一匹使った鮎甘露姿寿司等もあります。
弥助寿司
弥助寿司 公式サイト
徐福寿司駅前店
JR新宮駅前のこちらでは製法にこだわり、尾頭付きのさんまを一番おいしいお腹の部分が食べられるように丸ごと1本背開きにし、酢に漬け込みます。さんまは主に熊野灘産のものを使用し、身が引き締まっていて適度に脂が落ち、寿司魚としては最高の状態。頭ごとだからこそ出せる味わい深さを楽しむことができます。漬け込む酢にもこだわりアリ。2ヵ月ほど寝かして旨味とまろやかさが増したものを酢飯にも使用しています。
徐福寿司駅前店
徐福寿司 公式サイト
東宝茶屋
全国からお客様が集まる有名店。その目的は名物・さんまのなれずしで、数週間漬け込んだものから、なんと30年物でどろどろに液状化したものまで用意されています。30年物のなれずしはチーズやヨーグルトのような風味だとか。さんま以外に鮎やさば、あまご等のなれずしも扱うほか、うな重やクジラ・イルカ等の料理を味わうこともでき、何を頼んでもおいしいと評判の和食店です。
東宝茶屋
新宮市観光協会 公式サイト
すさみ食堂
地元の食材を使った定食屋さんであり、夜は地元の方々が集まる居酒屋でもあります。日替わり定食やすさみ町の名物でもあるイノブタ丼も人気ですが、おかみさん手作りのさんま寿司も有名です。ゆずの香りがさわやかな酢飯と、程よい脂乗りのさんま、そしてその間に挟まれた青しそが絶妙にマッチする一品です。
すさみ食堂
すさみ町商工会 公式サイト

茶がゆ

紀州でおかゆといえば、ほうじ茶で炊いた茶がゆです。「おかいさん」という愛称で呼ばれ、日常的に各家庭で食べられている郷土料理で、それぞれのこだわりの炊き方があります。冬は温かいものを、夏は冷やしたものをいただくことが多く、梅干しや漬物との相性も抜群。紀州特産のしらすや干物、金山寺味噌などと一緒にいただくのもおすすめです。茶がゆは、その香ばしさとサラサラとした喉越しが特徴的。どこか懐かしく素朴な味わいです。

茶がゆが食べられるお店

純喫茶リエール
温故知新をテーマにしたお店で、OPENから14時までがモーニング。茶粥定食は小鍋に茶がゆが入っており、ボリュームもありつつ、彩りよく盛り付けられたお惣菜が6種類、それに漬物、梅干しと伝統を感じられるメニューです。築約130年という古民家で、日本庭園を眺めながら焼きたてサクサクのワッフルやコーヒー、和歌山の果物を使ったジュースなどを楽しむことができます。
純喫茶リエール
純喫茶リエール 公式サイト
かあちゃんの店
地元の「かあちゃん」たちが活躍する郷土料理と物産品の販売を行っているお店です。「茶がゆ定食」はお惣菜3品とお漬物がついており、ランチでもしっかり満足できるボリューム。さらにお惣菜が5品に増える「かあちゃん定食」や、めはり寿司、冬にはさんま寿司もそろえています。そして地域では有名な「忠度もち(ただのりもち)」というよもぎ餅もやわらかく美味しいと評判です。
かあちゃんの店
新宮市観光協会 公式サイト
茶がゆ用ティーパック
道の駅や地域のスーパー等で売られている茶がゆ用のティーバックを使えば、自宅でも手軽に茶がゆが楽しめます。茶がゆはサツマイモや里芋、そら豆、お餅など地域や家庭ごとにバリエーション豊かな郷土料理。作り方も生のお米から炊くのが基本ですが、冷たい白飯にかけたり、ちらし寿司にかけたりといった楽しみ方も。ティーパックなので、もちろん普段のほうじ茶としてもお楽しみいただけます。
茶がゆ用ティーパック

和歌山のくだもの

フルーツ王国 和歌山県では有名な有田みかんや北山村で発見されたじゃばらをはじめ、いちご、桃、梅、柿、いちじく…と季節ごとに旬のくだものが食べられます。お土産に直売での販売はもちろん、農園での収穫体験や、旬の果物を使ったパフェ・スイーツなどを現地で味わうのもおすすめ。和歌山に季節を感じに来てみませんか?

和歌山でくだものを楽しむなら

伊藤農園
有田市にある「伊藤農園」は、全国的に有名な有田みかんと柑橘製品の専門農園。そこで毎年恒例となっているのが、優雅なキャンプスタイル・グランピングとみかん狩りを合わせたイベント「みかんピング」!1時間半の時間制で開催です。収穫したみかんのお持ち帰りはもちろん、山上でのおもてなしなど特典が盛りだくさん。詳しくは直営店舗「みかんの木」まで。
伊藤農園
伊藤農園 公式サイト
有田巨峰村
有田川の中流に位置する「有田巨峰村」は、山間部に広がる関西最大級の観光農園。約40haの広大な土地に複数の農園が集まり、それぞれの農家でさまざまな果物を育てています。中でも、土地の半分を占めて栽培されているのがブドウ。品種は園地の名前にもあるように巨峰が中心です。農家によっては梨や柿なども栽培。フルーツ狩りを楽しんだり、産地価格で買うこともできます。
有田巨峰村
有田巨峰村 公式サイト
観音山フルーツパーラー
神戸や東京銀座・表参道にも店舗を持つ観音山パーラーの総本店が和歌山県にあります。旬の和歌山県産フルーツをたくさん使った色鮮やかなパフェや、フルーツサンド、ドリンクやシェイクなどを楽しむことができます。平日にはアフタヌーンティーセットを数量限定で販売しているので、WEB予約をしてお楽しみください。観音山フルーツガーデンに併設、直売でお土産を購入することも可能です。
観音山フルーツパーラー
観音山フルーツパーラー 公式サイト

クエ鍋

クエは県の冬の名物で、漁獲量が少なく希少な魚です。なんと体長1m、重さ40㎏を超えるものもあり、「幻の魚」と呼ばれることもあります。味は脂がよくのっていて、特有のうまみがあり、高級魚のふぐにも引けを取らない美味しさ。地元の漁師たちの間では「クエ食ったら、ほかの魚はクエん」と言われるほどです!なかなか市場には流通しないクエを地元でお楽しみください。

まぐろ

まぐろは和歌山県で一年中水揚げされていますが、特に冬が旬と言われています。特に那智勝浦は延縄漁による生まぐろの水揚げ量が全国一で、生のまぐろは冷凍していないからこそのモチモチとした食感と、濃いうまみが特徴です。勝浦地方卸売市場では市場ガイドツアーに参加することで実際のセリを見学することもできます。また、港の加工施設「まぐろ体験CAN」ではオリジナルのツナ缶づくりも要チェックです!

鯨(くじら)

太地町は日本の古式捕鯨発祥の地と言われています。その歴史と文化は日本遺産にも認定され、鯨とともに生きる町。現在でも政府が行う調査捕鯨で捕獲した鯨肉が入荷する他、定められた期間と捕獲枠の中で鯨を捕っています。

新鮮な肉が手に入るため、臭みのない刺身が一番の人気です。特に背びれから尾にかけての「尾の身」が美味とされています。刺身以外では定番の竜田揚げやベーコン、水菜と鍋にするハリハリ鍋に加えて、寿司やユッケ、パスタなどいろいろな食べ方で楽しむことができます。

しらす

しらすは一年中水揚げされていますが、特に秋と春が旬。紀伊水道沖や新宮沖で漁獲されています。和歌山県では水揚げ港のすぐそばにしらすの加工場が多くあるので、水揚げ後すぐに加工できることが特徴の一つ。水揚げから加工までの時間が短いことで、ふんわり、ぷりぷり触感の美味しいしらすになるそうです。

また、釜揚げだけではなく、生しらすを提供するお店も多く、産地で鮮度がいい生しらすを味わうことができます。「しらす丼」ののぼりを目印にお店を探してみては?

太刀魚

実は和歌山県は太刀魚の漁獲量が全国No.1。紀伊水道の沖合で多く漁獲され、特に、箕島漁港がある有田市では太刀魚は「たっちょ」と呼ばれ身近な存在です。新鮮な太刀魚は脂がのりつつもあっさりとした味わい。刺身にしてよし、焼いてよし、揚げてよしとさまざまな調理法で美味しくいただけます。太刀魚のすり身で作る揚げかまぼこ「ほねく」や、うな重に代わる「太刀重」、全国丼コンテストご当地丼部門金賞のB級グルメ「たっちょほねく丼」も大好評です。

イセエビ

和歌山県が誇るイセエビは全国屈指の漁獲量で、そのほとんどはリアス式海岸である紀南地方で漁獲されています。旬は9月から4月の時期で、紀南地域では冬を代表する高級食材となっています。荒磯で育つ天然のイセエビは身が引き締まり、プリップリの食感。味も濃く、シンプルな塩焼き、味噌汁、天ぷら、刺身となんでもおいしくいただくことができます。すさみ町には世界で唯一の「エビとカニの水族館」が道の駅に併設しているので、旅の休憩を兼ねて立ち寄ってみては。

熊野牛

熊野牛はもともとは昔から熊野地方で飼われていた農耕用の牛で、現在ではさらに品種改良が進み和歌山県特産の高級和牛としてブランド化されています。肉質はきめ細やかで柔らか。甘味のある味わいで、肉そのものの風味に優れており、焼いたときの香りの良さも魅力です。主に和歌山県内や近畿圏内で消費されることが多いレアなブランド牛、和歌山県を訪れた機会にぜひご賞味ください!

ジビエ料理

豊かな山林を有する和歌山県では、古くからシカやイノシシを食べてきましたが、近年のジビエブームもあり、「わかやまジビエ」の名前で知られるようになりました。県内の給食でもおいしく食べてもらう取組を進めている他、毎年冬には県内全域で「わかやまジビエフェスタ」も開催しており、90店舗以上が参加するなど、今盛り上がっている和歌山グルメです!

和歌山のおすすめグルメ・お土産のまとめ

和歌山県には豊かな海と山の恵みを活用した特徴あるグルメがたくさん!

現地に食べに来ていただくのはもちろん、お土産のお取り寄せ、そしてもしお近くで見かけることがあったらぜひ試してみてくださいね♪

ページ
トップへ