高野坂
熊野本宮大社から川の参詣道・熊野川を舟で下り、熊野速玉大社に参拝した後、熊野古道は海沿いの道を熊野那智大社へと向かいます。新宮の高野坂では、古道の雰囲気が色濃く残り、苔生した石畳や熊野灘の雄大な眺めをゆっくりお楽しみください。
熊野速玉大社から高野坂登り口までは、阿須賀神社(阿須賀王子跡)、浜王子(王子神社)を経由するルートと、神倉神社を通る近世の熊野古道ルートがあります。
このコースを歩かれる前日に新宮市内、那智勝浦町内で宿泊すると便利です。もしくは、歩かれる当日の午前中、川の参詣道「熊野川・川舟下り」で本宮から新宮へ下り、熊野速玉大社を参拝したのち、午後、このコースを歩くことも可能です。
距離:約6.5km 標準歩行時間:約2時間
※歩行時間に休憩時間は含まれていません。
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
- 所要時間
- 約2時間(歩行時間に休憩時間は含まれていません)
- 移動手段
- 徒歩
コース距離
または
JR紀伊勝浦駅バス停~権現前バス停
権現前バス停~熊野速玉大社まで、徒歩で約5分
熊野速玉大社
境内にそびえる樹齢1000年のナギ
鮮やかな朱塗りの社殿とともに、深い信仰を集める霊場として知られる熊野速玉大社。熊野三山のひとつで、ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』に登録されています。主祭神として祀られているのは、熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ、イザナギノミコト)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ、イザナミノミコト)。境内には、天然記念物に指定されるご神木・樹齢1000年のナギの大樹があり、その荘厳な姿から長い歴史と神秘的なエネルギーを感じられます。
また、熊野神宝館には室町時代の蒔絵手箱や檜扇など約1,200点にものぼる国宝が保管され、その一部が公開されています。室町時代に足利義満公が奉納したと伝えられる調度品などの展示物は見ごたえがあり、日本の歴史の深さを感じさせる貴重な文化財の宝庫となっています。
- 住所
- 新宮市新宮1
- 電話番号
- 0735-22-2533
- 営業時間
- 【熊野神宝館】9:00~16:00
新宮城跡
トイレあり
阿須賀神社(阿須賀王子跡)
トイレあり
熊野川河口近くにある蓬莱山南側の麓に鎮座する古社で、祭神は事解男命«ことさかのおのみこと»です。古くから熊野三山の神を祀り、平安時代から「阿須賀王子」とされました。境内からは弥生時代の竪穴住居跡や祭祀用具も見つかっています。
- 住所
- 新宮市阿須賀1-2-25
- 電話番号
- 0735-22-3986
浜王子(王子神社)
高野坂登り口
トイレあり
Column
高野坂の石畳
金光稲荷神社(こんこういなりじんじゃ)
高野坂降り口
このコースを歩かれる前日に新宮市内、那智勝浦町内で宿泊すると便利です。もしくは、歩かれる当日の午前中、川の参詣道「熊野川・川舟下り」で本宮から新宮へ下り、熊野速玉大社を参拝したのち、午後、このコースを歩くことも可能です。