大雲取越
雲の中を行くがごとき、大雲取山に分け入り、厳しい坂道を越えるルートです。「大門坂駐車場」バス停から終点「那智山」バス停まで行き、表参道を歩いて熊野那智大社、那智山青岸渡寺まで向かう方法もあります。
距離:約14.5km 標準歩行時間:5時間10分
※標準所要時間:7時間
※歩行時間に休憩時間は含まれていません。
※大門坂駐車場(無料)から、熊野那智大社、那智山青岸渡寺まで歩く場合、約1.5km。
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
- 所要時間
- 7時間
- 移動手段
- 徒歩
コース距離
熊野那智大社
朱塗りの社殿が美しい熊野信仰の中心地
全国4000社の熊野神社の総本社で、熊野速玉大社・熊野本宮大社とともに熊野三山と呼ばれています。ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』にも登録されており、御本殿域は国指定重要文化財となっています。古くから熊野の神々は那智の滝本にお祀りされていましたが、山の中腹に社殿をつくり、熊野の神々と滝の神様をお迎えしたことから始まる神社です。
創建より1700年ほどの歴史があるこの場所は、落ち着いた雰囲気の中で深い精神性と日本の自然を体感したい方にぴったり。四季折々の自然を感じながら463段の石段を登ると、朱塗りの社殿が6棟あり、その落ち着いた美しさに心が洗われます。
社殿には、熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ、イザナミノミコト)を御主神として、それぞれに神様が祀られています。熊野夫須美大神は「結宮(むすびのみや)」といわれ、人の縁や諸々の願いを結ぶとして崇められています。また、境内にある御縣彦社(みあがたひこしゃ)では、熊野の神様のお使いであり、より良い方向へ導く「お導きの神様」とされる三本足の烏「八咫烏(やたがらす)」が祀られています。
3月末から4月初め、桜の季節の熊野那智大社は必見!上品で優雅な姿を見せる枝垂桜が訪れる人々を迎え入れ、古き良き日本の情緒を感じることができます。石段の登りが心配な方でも、車やバスを利用して気軽に訪れることができるため、どなたでも神社の静かで穏やかなひとときを堪能することができます。
- 住所
- 東牟婁郡那智勝浦町那智山1
- 電話番号
- 0735-55-0321
那智山青岸渡寺
那智の滝と三重塔の絶景を堪能!世界遺産の熊野信仰の中心地
⽇本最古の巡礼路である西国三十三所観音霊場の第一番札所として知られる那智山青岸渡寺は、熊野那智大社とともに神仏習合の霊場として栄えた天台宗の寺院です。2004年には世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産に指定され、見どころも多岐にわたります。
天正18年(1590年)に豊臣秀吉が再建した本堂(如意輪堂)は、天然木の質感を活かした「素木造り」で、当時の建築技術を色濃く残しています。堂内にある日本一の大鰐口は秀吉が寄進したものです。
本堂の後方からの景色は、名瀑・那智の滝と朱塗りの三重塔の美しい調和が楽しめる絶好のフォトスポット。また、塔の上層階からは那智の滝や太平洋の広大な景色を望むことができます。
- 住所
- 東牟婁郡那智勝浦町那智山8
- 電話番号
- 0735-55-0001
- 営業時間
- 7:00~16:30
那智高原公園
トイレ、駐車場あり
登立茶屋跡
舟見茶屋跡
色川辻
林道交差
林道合流
Column
大雲取越
地蔵茶屋跡
トイレあり
石倉峠
越前峠
楠の久保旅籠跡(くすのくぼはたごあと)
円座石(わろうだいし)
大雲取登り口
トイレ、駐車場あり
小口自然の家
トイレあり
小口に到着後は、バスで新宮市に戻る方法と、小口に宿泊し、翌日、小雲取越を歩いて田辺市本宮町請川から熊野本宮大社へと歩く方法があります。