【熊野古道・中辺路】新宮エリアでたのしむおすすめルート

熊野古道・中辺路は、アップダウンがあり、歩きごたえたっぷりなルートや、雲海を楽しめるルートなど、さまざまな楽しみ方ができます。そのなかから、新宮エリアで楽しむことができる「川舟下り」で進むルート、歩く時間が短く、山も町も楽しめるルートをピックアップして紹介します。

【熊野古道・中辺路】新宮エリアでたのしむおすすめルート

川面からしか見えない特別な風景を堪能「熊野川舟下り」

  • ▲舟に乗らないと眺められない滝や岩など、見どころ満載

かつて上皇や貴族たちが、熊野本宮大社参拝後、熊野川を下って熊野速玉大社を目指したことから「川の参詣道」として世界遺産に登録されている道を舟でたどります。


計1時間45分 

 川の熊野古道
 舟下り乗り場 (道の駅 瀞峡街道熊野川)
 ↓1時間30分
 権現河原
 ↓5分
 熊野速玉大社
 ↓10分
 神倉神社


access
 行き:新宮駅から道の駅熊野川まで熊野御坊南海バスで約30分。帰り:神倉神社から新宮駅まで徒歩約20分。神倉神社前から新宮駅までバスもあり(熊野御坊南海バス、約7分)

▲語り部さんが奏でてくれる篠笛の音色も美しい


約90分、16㎞の川舟下りの途中には滝や奇岩が点在していて、語り部さんが歴史や物語を教えてくれます。熊野速玉大社でお詣りをしたら、熊野の神々が最初に降り立ったといわれる神倉神社へと向かいます。

▲朱塗の鳥居や社殿が美しい熊野速玉大社

▲熊野速玉大社の摂社、神倉神社。約500 段の石段の先にあるゴトビキ岩が御神体で、境内からの美しい眺望も魅力

植物や苔、空と海。豊かな自然に魅せられる「高野坂(こうやざか)」

  • ▲鯨山見跡からどこまでも広がる水平線を眺める

中辺路では数少ない海が見えるルート。約40 分と手軽なコースながら、石畳や木々に囲まれた道、輝く海と空など、豊かな自然を感じることができます。


計40分
 高野坂登り口
 ↓20分
 金光稲荷神社
 ↓10分
 高野坂降り口
 ↓10分
 三輪崎駅


access

 行き:新宮駅から広角(高野坂)まで熊野御坊南海バスで約15分。バス停から高野坂登山口まで徒歩約10分。帰り:三輪崎駅からJR 紀伊本線で新宮駅まで約6分

▲行動食には明治元年創業の老舗和菓子店、香梅堂の「鈴焼」を。しっとりふわふわで、和三盆の上品な甘さがおいしい(20個入り1 袋400 円)

  • ▲ゴールの三輪崎駅に近づくと石畳の道も現れる。自然林に囲まれており、木の合間から差す光も美しい

海を広く見渡すことができる「鯨山見跡」はクジラを発見したり捕鯨の指揮をしたりする場所であったといわれています。しっかり歩きたい人は、熊野速玉大社からスタートして歩くのもおすすめです。(熊野速玉大社〜三輪崎駅のコースタイム約2時間)

Column

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