和歌山県公式観光サイト

根來寺は、国宝指定の大毘廬遮那法界体性塔（だいびるしゃなほっかいたいしょうとう：通称・大塔）をはじめ、

大伝法堂や大師堂など数々の重要文化財があることで知られる真言宗の名刹。

また春の桜、初夏の蓮など、四季折々の草花の美しさでも有名です。

例年11月中旬から12月初旬の見頃には辺り一面が紅葉で彩られ、朱塗りの大塔や本堂とのコントラストが見事。

とりわけ境内の「もみじ谷」は、色鮮やかに染まった美しい庭園を散策しながら紅葉狩りができる人気のスポットで

す。橋の上からの眺めは絶景と評判。また寺の背景に広がる山々も赤や黄色に色づくため、紅葉が重なり合い、

寺全体が秋色に覆われた風情ある景色を堪能することができます。

三ツ滝や丹生滝をはじめとした大小様々な滝と、亀石や猿飛石などの奇岩が織りなす、唯一無二の渓谷美で知

られる玉川峡。高野三山の一つである摩尼山から流れる丹生川の渓谷で、九度山町と橋本市にまたがる県の指

定名勝地です。桜や新緑、ホタル、雪景色など四季折々いつ訪れても美しい風景を満喫できます。例年11月上

旬から中旬頃にかけては、もみじ、楓、蔦、漆などが色づき、谷全体が赤や黄に染まるシーズン。マイナスイオン

たっぷりのハイキングでリフレッシュしつつ、奇岩・瀑布と彩り豊かな木々の競演や、川面に映る紅葉を楽しみま

しょう。川沿いの国道371号沿いには温泉があり、湯船に浸かりつつ眺めを堪能することもできます。

10月下旬から11月中旬にかけて、各寺院や宿坊の庭園が一斉に色づく、天空の聖地・高野山。辺り一帯が錦に

染まり、歴史的な建造物や街並みを彩ります。特に紅葉狩り名所として名高いのが、高野山の二大聖地のひとつ

である壇上伽藍。壮大な伽藍では、朱塗りの根本大塔を背景にもみじや楓が美しいグラデーションを見せます。

また高野山真言宗の総本山である金剛峯寺は、正門前や庭園の紅葉が色鮮やかに燃え、とりわけ石庭「蟠龍庭」

からの眺めが格別です。さらに金剛峯寺から壇上伽藍に通じる蛇腹路は紅葉のトンネルをくぐって散策でき、紅

葉期間中は夜間のライトアップも行われています。

高野山／伊都郡高野町

0736-56-2468(高野町観光協会)

宝泉寺の境内にそびえる樹齢約400年の堂々たる巨木「福定の大銀杏」。枝が四方に張り出した姿から千本銀

杏とも呼ばれ、田辺市の天然記念物に指定されている名所です。11月下旬から12月初旬の紅葉シーズンには、

高さ約22ｍ、幹回り約6mの大銀杏が鮮やかな黄金色に染まり、参拝者を魅了します。黄色いじゅうたんを敷き

詰めたような落ち葉を含めて神々しく幻想的で、まるで夢のような光景。熊野古道・中辺路沿いにあるため、古

道散策の途中に訪れられる紅葉スポットとしても人気を博しています。周囲に高い建物が無いのどかな自然風

景の中、ひときわ背の高い金色の巨木が際立ち、遠方からも眺めることができます。

福定(宝泉寺)の大銀杏／田辺市

和歌山県田辺市中辺路町福定275

0739-64-1470(中辺路町観光協会)

山々を背景とした小高い丘に鎮座する光泉寺は、推定樹齢400年の大銀杏で知られています。高さ約30ｍ幹

回り約６ｍにも及ぶ大木は、太い枝の途中からいくつも垂れ下がる乳柱が特徴的。江戸時代、日下俊斎という

医者の夢枕に立った銀杏の精の望みで、伐採を中止したところ、村が豊作になり、乳房のようなコブができるよ

うになったという民話が伝わっています。これにあやかり、安産祈願の参拝者が増えたことから、いつしか「光泉

寺の子授け銀杏」と呼ばれるようになったとのこと。秋になると枝々も地面もまばゆい黄金色の葉で覆い尽く

され、その威容はいかにもご利益がありそう。神気みなぎるパワースポットで紅葉狩りを楽しみましょう。

光泉寺の大銀杏／東牟婁郡古座川町

和歌山東牟婁郡古座川町三尾川302

0735-70-1275(古座川町観光協会)

【光泉寺大銀杏ライトアップ】

日程／2024年11月23日（土）～12月1日（日）

時間／17:30～19:30