得生寺
貴重な美術品を所蔵する、中将姫ゆかりの寺院
西山浄土宗の寺院・得生寺。別名「中将姫寺」とも呼ばれています。天平19年(747年)に右大臣藤原豊成の娘として生まれた中将姫が、13歳の時に継母によって奈良の都から糸我の雲雀山に捨てられた伝説があります。その後、姫は3年間にわたって称賛浄土経一千巻を写経したとされています。また、姫の従臣である伊藤春時(後に得生と名乗る)が姫を養育した場所に草庵を結び、安養院と呼ばれたことが寺の始まりだと伝えられています。寺院内には中将姫作とされる蓮糸縫三尊や、姫の筆による紺地金泥三部経、称賛浄土経などの貴重な作品があり、また当麻曼陀羅図(絹本着色)が国の重要美術品に指定されています。
基本情報
- 郵便番号
- 〒649-0421
- 所在地
- 和歌山県有田市糸我町中番229
- 電話番号
- 0737-88-7110
- 関連リンク
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