熊野の春の風物詩
昔ながらの田園風景など、熊野の地域に息づく文化をご紹介します。古道歩きの際にはぜひ注目してください。
熊野本宮大社例大祭
熊野本宮大社の例大祭は4月13日の湯登(ゆのぼり)神事から始まり、15日の渡御祭まで3日間にわたって営まれます。湯登神事では、湯の峰温泉で身を清めた稚児を父親が肩車し、熊野古道・大日越を歩き、熊野本宮大社を目指します。
・市町村:田辺市本宮
・場所:田辺市本宮町本宮(熊野本宮大社)
・時期/時間帯:春(4月13日〜15日) / 日中(昼間)
・気象条件:晴れ 曇り その他(特になし)
・出現頻度:年1回
・アクセス:JR紀伊田辺駅から龍神バス・発心門王子行きで2時間。「本宮大社前」バス停下車。車では、阪和自動車道南紀田辺インターから57km、1時間20分。熊野本宮大社前の熊野川河原に駐車場があります。
熊野那智大社の桜花祭
熊野那智大社では4月14日、自然の恵みに感謝し五穀豊穣を祈る「桜花祭」が営まれます。那智の滝をご神体とする別宮・飛瀧神社(ひろうじんじゃ)では、桜の花のかんざしを着けたみこが浦安の舞を奉納します。
・市町村:那智勝浦町
・場所:那智勝浦町那智山
・時期/時間帯:春(4月14日) / 日中(昼間)
・気象条件:晴れ 曇り
・出現頻度:年1回
・アクセス:JR紀伊勝浦駅またはJR那智駅から熊野交通で「那智の滝前」バス停下車。
棚田の田植え
田辺市中辺路町高原にある「霧の里休憩所」の前にはのどかな棚田の風景が広がります。初夏の田植えは手作業です。
・市町村:田辺市中辺路・大塔
・場所:田辺市中辺路町高原
・時期/時間帯:夏(6月) / 日中(昼間)
・気象条件:晴れ 曇り
・出現頻度:季節に応じて
・アクセス:明光バス、龍神バスの栗栖川バス停から徒歩40分。
音無茶の新茶祭
田辺市本宮町の特産である音無茶(おとなしちゃ)の収穫を前に、巫女らが新芽を摘み取り神前に供える新茶祭が営まれます。茶畑の緑に巫女の衣装が映えます。
・市町村:田辺市本宮
・場所:田辺市本宮町本宮
・時期/時間帯:春(4月) / 日中(昼間)
・気象条件:晴れ 曇り
・出現頻度:年1回
・アクセス:熊野本宮大社から徒歩3分
音無茶の収穫
田辺市本宮町には平安時代に京都から茶が持ち込まれたとされ、川湯や伏拝地区の約40戸が約5haの畑で栽培しています。収穫した茶葉は音無茶として出荷されるほか、自家用のお茶として加工されます。
・市町村:田辺市本宮
・場所:田辺市本宮町伏拝
・時期/時間帯:春(4月、5月) / 日中(昼間)
・気象条件:晴れ 曇り
・出現頻度:季節に応じて
・アクセス:龍神バス「発心門王子」バス停から徒歩約50分。
紹介したスポット一覧
- 熊野本宮大社例大祭
- 熊野那智大社の桜花祭
- 棚田の田植え
- 音無茶の新茶祭
- 音無茶の収穫
※Google Mapの読込みが1日の上限を超えた場合、正しく表示されない場合がありますのでご了承ください