熊野の夏祭り
日本の夏の風物詩であるお祭り。熊野においても魅力あふれる夏祭りが開催されますのでぜひ足を運び、地元の文化に触れてみてはいかがでしょうか。
八咫の火祭り
1999年の南紀熊野体験博をきっかけに創設された祭り。三本脚の八咫烏が熊野の山中で迷った神武天皇を導いたという伝説にならって、八咫烏をあしらった鉄製のみこしや時代衣装の女性らが熊野本宮大社から旧社地・大斎原(おおゆのはら)に向かいます。大斎原では勇壮な奥熊野太鼓の演奏や来場者が参加しての「熊野八咫踊り」が繰り広げられます。
・市町村:田辺市本宮
・場所:田辺市本宮町本宮(大斎原)
・時期/時間帯:夏(8月の最終土曜日) / 夕 夜
・気象条件:晴れ 曇り
・出現頻度:年1回
・アクセス:JR紀伊田辺駅から龍神バス・発心門王子行きで2時間。「本宮大社前」バス停下車。車では、阪和自動車道南紀田辺インターから57km、1時間20分。熊野本宮大社前の熊野川河原に駐車場があります。
那智の扇祭り(火祭り)
那智の扇祭りは熊野那智大社の例大祭で、毎年7月14日に営まれます。一番の見どころは那智の滝前で繰り広げられる神事。参道を清めるため、白装束の男たちが燃えさかる大松明を抱え「ハリヤ、ハリヤ」と大声をかけ合いながら石段を下ったり、上ったりします。
・市町村:那智勝浦町
・場所:那智勝浦町那智山
・時期/時間帯:夏(7月14日) / 日中(昼間)
・気象条件:晴れ 曇り
・出現頻度:年1回
・アクセス:JR紀伊勝浦駅またはJR那智駅から熊野交通で「那智山」バス停下車。熊野那智大社、那智山青岸渡寺まで徒歩10分。
田辺祭
400年以上続く闘鶏神社の例大祭で、7月24日、25日に営まれます。7町8基の笠鉾(山車)や衣笠が市内を巡行します。24日夜の会津橋での引きそろえは笠鉾の明かりが川面に映り、城下町の情緒がただよいます。
・市町村:田辺市街地
・場所:田辺市片町
・時期/時間帯:夏 / 夜
・気象条件:晴れ 曇り
・出現頻度:年1回
・アクセス:JR紀伊田辺駅から徒歩15分。
熊野古道清姫まつり
「安珍清姫伝説」の清姫が生まれたとされる田辺市中辺路町真砂(まなご)の河原で毎年7月に催されるイベント。クライマックスでは、清姫の化身という20mの大蛇が火を吹きながら会場を練ります。
・市町村:田辺市中辺路・大塔
・場所:田辺市中辺路町真砂
・時期/時間帯:夏 / 夜
・気象条件:晴れ 曇り
・出現頻度:年1回
・アクセス:龍神バス、明光バスの「清姫」バス停から徒歩1分。
河内祭
串本町から古座川町にかけての古座川で営まれる河内祭の御舟行事と古座獅子は国の重要無形民俗文化財に指定されています。祭り全体は、捕鯨文化に関わる行事として日本遺産「鯨とともに生きる」に認定されています。宵宮の「夜籠(ごも)り神事」では、ご神体の河内島を御舟がゆっくり回り、幻想的な雰囲気を醸し出します。
・市町村:串本町 古座川町
・場所:古座川町宇津木
・時期/時間帯:夏(7月の第4日曜) / 日中(昼間)
・気象条件:晴れ 曇り
・出現頻度:年1回
・アクセス:JR古座駅から徒歩35分。
紹介したスポット一覧
- 八咫の火祭り
- 那智の扇祭り(火祭り)
- 田辺祭
- 熊野古道清姫まつり
- 河内祭
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