はじめての和歌山!定番スポットやグルメ、温泉、アクティビティ、お土産情報まとめ
初めて和歌山を訪れる際に押さえておきたい定番観光スポットやグルメはもちろん、絶景やアクティビティ、歴史的なパワースポットや癒しの温泉まで一挙にご紹介!
「和歌山県」ってどんなところ?
和歌山県は日本最大の半島「紀伊半島」に位置しており、紀伊山地と太平洋に囲まれた地形には海・山・川の大自然が溢れています。
神話の時代から崇められた神聖なスポットから、自然や生き物たちとのふれあいを思いっきり楽しむアクティビティなど、何度訪れても新しい魅力を発見することができる地です。
様々な泉質の温泉が点在していたり、海・山両方のグルメを味わえるのも嬉しいポイント。
関西国際空港や大阪からのアクセスも良好!この記事ではそんな和歌山の魅力をぎゅっと詰め込んでご紹介します!
「海・山・川」が織りなすフォトジェニックな絶景
見渡す限り続く山並みや、長い間波に削られてできた奇岩、パワースポットの滝など、大迫力の絶景の数々。カメラで納めたくなること間違いなしのスポットばかりです!
- 友ヶ島
- 紀淡海峡に浮かぶ4つの島は総称して「友ヶ島」と呼ばれています。中でも定期船で渡ることのできる「沖ノ島」にはレトロな要塞を思わせる砲台跡が点在しており、まるで物語の世界のようだと言われることも。人気アニメの聖地にもなった友ヶ島の独特な世界観に浸ってみてはいかがでしょうか。
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- 生石高原(おいしこうげん)
- 紀美野町と有田川町にまたがって位置しており、高台からの360度の眺望が自慢の高原です。新緑のシーズンは青々とした山並みが美しく、秋は関西でも随一と言われるススキ野原が広がります。季節ごとに表情が変わるため、何度訪れても新鮮な気持ちで景色を堪能でき、ハイキングコースとしても人気の高いスポットです。
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- 白崎海洋公園
- 由良町にある白崎海洋公園の絶景は一見の価値あり!青い海と白い石灰岩のコントラストが美しく、日本のエーゲ海とも称されています。船から壮大な岸壁を体感できるクルーズが楽しめる他、オートキャンプ場も兼ね備えているため、和歌山の大自然を堪能するのにぴったり。ネバネバシャキシャキ食感がおいしい"あかもく丼"もお見逃しなく!
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- 千畳敷
- 長い年月をかけて荒波に浸食されてできた独特な地形の千畳敷。石畳が積み重なったようにも見える地形のそれぞれに違った表情があり、特に夕日に照らされてオレンジ色に輝く姿は美しく、多くの人を魅了します。広大に広がる海を眺めながら、不思議な地形を散策してみてはいかがでしょうか。
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- 那智の滝
- 日光の華厳の滝などと並んで、日本三名瀑のひとつとして数えられる那智の滝。那智山の奥深くにあり、原生林を切り裂くように落下する姿は大迫力で、滝つぼの隣にある「飛瀧神社」のご神体として古くから祀られています。永い間、人々を魅了してきた神々しい名瀑は、和歌山を訪れた際には、ぜひ一度は行きたいスポットです。
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- 天神崎
- 田辺湾に突き出した岬である天神崎は知る人ぞ知る穴場のフォトスポット。条件が揃うと、果てしなく広がる空が海面に反射し、ボリビアのウユニ塩湖のような写真を撮ることができます。青空のもとでの撮影も素敵ですが、夕暮れ時の撮影もエモーショナルでおすすめです。撮影チャンスの引き潮の時間を狙って、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
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大自然と文化に見て・触れて学ぶ「南紀熊野ジオパーク」
日本ジオパークにも認定されている南紀熊野ジオパークエリアでは独特の景観を楽しむことができます。中でも本州最南端のまち・串本町にあるジオパークセンターでは、紀伊半島の成り立ちを体験や実験、プロジェクションマッピングを通して楽しく学ぶことができます。夏休みの自由研究にもおすすめのスポットです!
世界遺産の高野山と熊野・熊野古道
【高野山】
言わずと知れた弘法大師空海によって開かれた高野山真言宗の聖地です。高野山には金剛峯寺をはじめとした117もの寺院があり、その内、宿坊体験ができる寺院が50以上あります。参拝の後は、写経などの修行体験をしたり、精進料理を味わったりして、非日常を体験してみてはいかがでしょうか。
【熊野古道】
熊野本宮大社をはじめとする熊野三山の神社や寺院を巡る参詣道として、1,000年以上前からたくさんの人々が訪れてきました。伊勢神宮から続く超ロングルートから、なだらかな道をハイキング気分で歩けるルートまで、旅程に合わせて最適なルートで楽しむことができます。神聖な森の中をゆったり歩いて大自然からパワーをもらう体験は熊野古道ならではのものです。
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大自然で遊びつくそう!海・山・川・空のアクティビティ
穏やかな太平洋を存分に堪能するマリンレジャーから、美しい山々で清々しい汗を流すハイキング、自然のままの川の地形を楽しみつくすキャニオニングなど多種多様な体験が揃っています。豊富なアクティビティも和歌山の魅力のひとつです。
- パラグライダー
- 誰しもが一度は願う「空を飛んでみたい!」を叶えるアクティビティ。春の桜や秋の紅葉など四季折々の和歌山の絶景を空から堪能できます。プロのインストラクターと2人乗りなので初心者でも安心!大空の散歩をお楽しみください。
- 果物狩り
- 和歌山県はみかんをはじめとして桃やぶどう、柿などフルーツが豊富。果物狩りを楽しめる施設も多くあり、春は「いちご」、夏は「桃」、秋は「ぶどう」や「柿」、冬は「みかん」と1年を通して新鮮なフルーツがあるのが魅力です。家族とでも友達とでも楽しめる果物狩りをぜひ旅程に取り入れてみてはいかがでしょうか。
- SUP、カヌー、カヤック
- ウォーターアクティビティを海でも川でも楽しめるのが和歌山県の魅力。どこまでも続く穏やかな海でゆったり漂うのも良し、森林に囲まれた透き通るような清流をアクティブに楽しむのも良し。短時間でできるものもあるので、気軽に挑戦してみてはいかがでしょう。
- ダイビング
- 本州最南端の美しい海を堪能するダイビング。美しいサンゴ礁やカラフルな魚たちを間近で見ることができたり、海中ポストに手紙を投函する不思議な体験ができる施設もあります。プロのインストラクターがついてくれるため安心して楽しむことができます。熱帯と温帯、両方の海の特徴を併せ持った豊かさを体験できるのは限られたエリアだけの特権です!
- ハイキング
- 雄大な自然に囲まれた和歌山県はまさにハイキングの聖地。熊野古道をはじめとした歴史ある参詣道や自然豊かなハイキングコースが全エリアに点在しています。四季折々に景色が移り変わって、何度も訪れたくなること間違いなし!都会の喧騒から離れて、川のせせらぎや木の葉が風に揺られる音に耳を傾ける時間は心豊かなものになるはずです。
- サイクリング
- 美しい景色に恵まれた和歌山県はサイクリングで巡るのもおすすめ!潮風を感じながら海岸線沿いを走ったり、マイナスイオンを感じながら森林を走ったり、楽しみ方は無限大!自転車を解体せずに乗車できる便利な「サイクルトレイン」もあり、コースの幅も広がります。
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もふもふのパンダに会いにアドベンチャーワールドへ!
東京ドーム約17個分の広大な敷地の中で動物園と水族館と遊園地を同時に楽しめるアドベンチャーワールド。パンダの飼育頭数は日本一!無邪気に遊ぶパンダの姿には思わず顔がほころんでしまいます。 歩いて回ることもできる「サファリワールド」では至近距離でライオンやゾウ、キリンなどに会いに行くことができたり、「マリンワールド」のイルカやペンギンなどの迫力あるショーも見逃せません。家族みんなで楽しめるおすすめのアクティビティスポットです。
源泉豊富!個性豊かな温泉めぐり
温泉が点在する和歌山県ですが、実は火山はありません。和歌山の温泉は、水を含んだ海洋プレートが沈み込み、水分が地中深くで熱せられ、何万年もかけて地上に出てきたものと言われています。今湧き出ている温泉が太古の海水だと思うとなんだかロマンを感じますね。源泉数も豊富で、川辺を掘ると湧き出る温泉や波しぶきが届くオーシャンビューの温泉など個性も豊か。自分好みのロケーションとお湯を見つけてみるのも和歌山の楽しみ方のひとつです。
白浜温泉
白浜温泉は有馬・道後とともに日本三古湯として数えられ、飛鳥時代・奈良時代から存在する温泉です。源泉数が多く、塩っ気のある塩化物泉や、美肌の湯とも言われる炭酸水素塩泉など個性豊か。海に近い浴場が多いことから海を眺められる露天風呂や足湯も豊富で、最高のロケーションで温泉を楽しむことができます。
南紀勝浦温泉・南紀湯川温泉
南紀勝浦温泉は県内随一の多様な源泉と豊富な湧出量を誇ります。天然の洞窟の中にある露天風呂や、穏やかな湾内に面した露天風呂など個性的な温泉がたくさん。熊野詣の前に身を清める"湯垢離場(ゆごりば)"として、昔から栄える南紀湯川温泉は古き良き温泉施設が点在しています。
熊野本宮温泉郷
熊野詣の湯垢離場として栄えた3つの温泉からなる温泉郷。川原を掘ると温泉が湧きだす不思議な「川湯温泉」や、ゆったりと自然を堪能できる大きな露天風呂が自慢の「渡瀬温泉」、世界遺産に登録されたつぼ湯が有名な「湯の峰温泉」など、個性豊かな温泉をぜひ巡ってみてはいかがでしょうか。
龍神温泉
湯の川温泉・川中温泉と並び、日本三大美人の湯として有名な龍神温泉。お肌がつるつるになる他にも、体がぽかぽかして冷え性にもよいと言われる人気の温泉です。大自然に囲まれた秘湯の風情で、露天風呂に浸かりながら満点の星空を眺めるのも一興。和歌山に来たら一度は訪れたい温泉です。
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歴史あるオーシャンビューの温泉「崎の湯」
打ち寄せる波の水しぶきがかかりそうなほど海の側にある露天風呂「崎の湯」。日本書記にも書かれているほど歴史が深い温泉で、なんと1,300年以上前から存在しているのだとか。白浜観光の際に立ち寄りやすい位置にあるのも嬉しいポイント。心地よい海風に吹かれながら、果てしなく続く水平線を眺める贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
どちらもフレッシュ‼ 豊富な種類の「海の幸」と「フルーツ」
半島ならではの豊富な魚種を誇る「海の幸」
南北に広く太平洋に面した和歌山県では、多種多様な海の幸が水揚げされます。紀伊半島、四国、淡路島に囲まれた海は潮の流れが速く、魚の身がぎゅっと引き締まるのだとか。和歌山観光では外せない海鮮グルメをピックアップしてご紹介します!
- まぐろ
- 日本有数のまぐろの水揚げ漁港「勝浦漁港」。暖流の黒潮と寒流の親潮がぶつかる特殊な海域にはマグロの餌となる小魚が豊富で、脂ののったまぐろが水揚げされます。通常、まぐろは水揚げ後、瞬間冷凍して冷凍まぐろとして市場に出回りますが、勝浦のまぐろは生のまま水揚げされるため鮮度抜群!現地ならではの味わいをぜひ一度お試しください!
- 太刀魚(たちうお)
- 地元民からは「たっちょ」の愛称で親しまれる太刀魚は、淡泊ながらも脂ののった上品な味わいが特徴の魚。旬の夏を迎えると、全国有数の太刀魚の産地である有田市箕島漁港では、煮物や塩焼きはもちろん、鮮度抜群だからこそできる刺身や寿司も味わうことができます。かまぼこなどの加工品もあるので、お土産にもぴったりです。
- クエ
- 言わずと知れた高級魚クエは日高町の名物。温暖な日高町沖合の海はクエが生息するのにぴったりで、昔から地元民の間ではお馴染みの魚だったのだとか。脂ののった美しい白身で、秋から冬の旬はさらに旨味が増すと言われています。定番の鍋はもちろん、刺身やヒレ酒でも美味しくいただけるクエをぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。
- しらす
- 湯浅湾で水揚げされたしらすは鮮度そのまま釜茹でされるため、臭みがないのが特徴です。和歌山県では年間を通して新鮮なしらすが多く出回っており、ふわっふわの「釜揚げしらす」やお土産にぴったりの「ちりめんじゃこ」として美味しくいただくことができます。漁獲地近くでは新鮮なしらすを贅沢にごはんに乗せた「生しらす丼」を味わうこともできます。
豊かな自然をぎゅっと凝縮した「フルーツ」
「くだもの王国」と称される和歌山県には、色々な種類のフルーツがたくさん!年間を通して新鮮な旬のフルーツが道の駅などにずらっと並びます。和歌山に来たらぜひ味わっていただきたいフルーツをピックアップしてご紹介します。
- みかん
- 傾斜の多い地形と温暖な気候の和歌山県は、美味しいみかんができる条件にぴったり当てはまります。太平洋からの潮風と太陽をたっぷり浴びることで甘くてジューシーなみかんが育ち、10月~11月頃には、高台のみかん畑で収穫体験も楽しめます。もぎたてフレッシュなみかんを思う存分味わってみてはいかがでしょうか。
- いちご
- 紀の川市を中心に温暖な気候を活かしたいちごの栽培が盛んで、「さちのか」や「紅ほっぺ」などの人気品種の他、和歌山県オリジナル品種も栽培しています。和歌山県で誕生したオリジナル品種「まりひめ」は、大きな果肉で甘みと酸味のバランスが絶妙!そのまま食べるのはもちろん、ケーキやパフェにトッピングしても存在感を失わず、美味しくいただけます。1月~5月にはいちご狩りもおすすめです。
- 梅
- 言わずと知れた「紀州南高梅」の産地であるみなべ町や田辺市を中心に、粒が大きく薄皮の上質な梅が栽培されています。紀州南高梅で作った梅干しは、肉厚でジューシーな食感がたまりません!梅干し以外にも、梅ジャムや梅シロップ、梅酒など梅の味わい方は多種多様。2月頃に満開を迎える梅林は毎年見に来るファンがいるほどの絶景です。
- 柿
- 和歌山県は柿の生産量日本一!ジューシーで柔らかい実が特徴の「たねなし柿」や、糖度が高くてサクサク食感の「紀の川柿」、甘柿の王様と言われる「富有柿」など多くの品種を栽培しています。硫黄で燻した「あんぽ柿」は、砂糖を全く使用していないのにとろっと甘く、そのまま食べてもよし、ヨーグルトなどと合わせても美味しくいただけます。県民に愛され続ける和歌山の柿をぜひ一度ご賞味ください。
- じゃばら
- 邪気を払うほどすっぱいことから名づけられたとも言われる「じゃばら(邪払)」は、北山村にある自然雑種の1本の木から生まれました。酸味と苦みを活かしてポン酢などの調味料や薬味として料理に重宝され、今では北山村の特産品として大切に生産されています。花粉症に効く成分が豊富であることが判明し、一躍話題になりました。見つけ際には、ぜひ一度味わってみてほしい幻の柑橘です。
- 桃
- 和歌山のフルーツを語る上で外せないのが桃!西日本最大の生産地であるだけでなく、質にも自信アリ。とくに「あら川の桃」は全国に知られるブランド桃です。
香り高く柔らかな果肉を頬張れば、甘ーい果汁が口いっぱいに広がります。一度食べれば、その繊細な口当たりのファンになってしまう方も多いはず。直売所によって異なる品種が売られているので、食べ比べてみるのも贅沢な楽しみです。
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お寿司と一緒に食べる⁉ 和歌山ラーメンとは?
和歌山ラーメンは醤油ベースもしくは豚骨ベースの豚骨醤油味のスープでシンプルに仕上げたご当地ラーメン。テーブルには、酢〆の鯖などを押し寿司にした和歌山名物「早寿司(はやずし)」とゆで卵が並んでいるのが定番!好きなタイミングで自由に食べて、お会計の時に食べた数を申告するという一風変わったシステムです。ラーメンを待っている間に食べるもよし、ラーメン後に〆で食べるもよし。あなたなりのスタイルを探してみては。
古事記の時代から現代まで紡がれた歴史をたどる
和歌山の歴史は日本最古の歴史書である「古事記」が書かれた1,300年以上前にまで遡ります。万葉の時代の歌人たちを魅了した「和歌の浦」をはじめとした文学的な歴史スポットや、弘法大師空海が開いた高野山真言宗の聖地、エルトゥールル号遭難から続くトルコとの友好関係を記念するスポットなど、古くから現代に至るまでの様々な歴史をテーマに旅を楽しむことができるのも和歌山県の魅力と言えます。
- 和歌山城
- 和歌山市内の高台にそびえる和歌山城は和歌山のシンボルともいえる存在です。1585年に豊臣秀吉が弟の秀長に築城させたのが始まりで、築城には城造りの盟主と言われた藤堂高虎も関わっています。その後、1619年には徳川家康の10男、頼宣(よりのぶ)が初代・紀州藩主として入場しました。城内には徳川家ゆかりの品々や紀州藩の歴史を展示した資料館があり、城の歴史や文化に触れることができます。歴史好きの方にはぜひ訪れていただきたいスポットです。
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- 玉津島神社、和歌の浦
- 古の時代から芸術の源泉となった和歌の浦は、"和歌山"の由来になった場所です。
様々な歌人がその美しさを表現するため歌に残そうとした結果、かつて「若の浦」と呼ばれていたこの地は和歌の聖地である「和歌の浦」へと変わっていきました。遥か万葉の時代から人々を惹きつけ、いまも変わらぬ美しさで人々を魅了するこの地。往時の人々と同じ景色を見ながら、彼らの気持ちに想いを巡らせてみるのもロマンチックです。 - もっと見る
- 慈尊院
- 慈尊院は真言宗の開祖・空海の母、玉依御前(たまよりごぜん)が滞在したことで知られています。その歴史は1,200年にも及びます。高野山はかつて女人禁制であったため、空海は母に会うために月に9度、慈尊院を訪れたことから「九度山」の名前の由来ともなりました。"女人高野"の一角でもある慈尊院には今も安産や授乳、育児などのご利益を願って多くの女性が参詣しています。
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- 湯浅重要伝統的建造物保存群
- 古来より熊野古道の宿場町として栄え、醤油発祥の地とも言われる湯浅町。その町並みには今でも醤油蔵や昔ながらの町家が数多く残されており、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。風情あふれる建物が立ち並ぶ様子は、まるで時代を遡ったようです。湯浅の歴史に精通したガイドさんに案内してもらえば、自分では気づかなかった隠れた見どころを発見できるかも。
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- 興国寺
- 1227年の建立当初は「西方寺」と呼ばれていたこのお寺は、1340年に後村上天皇により興国寺の名前が与えられました。源実朝を菩提寺として建立され、後には豊臣秀吉の紀州攻めの舞台ともなった興国寺には歴史にまつわる物語が残されています。焼けてしまったお堂を天狗が一夜にして建立してくれたという、気になるエピソードも…。
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- トルコ記念館
- 1890年に台風で遭難したトルコの軍艦エルトーゥルル号を献身的に救助したことは日本とトルコの友好関係の原点とされています。トルコ記念館にはエルトーゥルル号の模型や遺品、写真などが展示され、当時の様子を知ることができます。事故から100年以上が経過した今でも串本町ではトルコとの共催で、5年ごとに慰霊の大祭を催しています。
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- 神倉神社
- 神倉神社は、現在、熊野三山に祀られる熊野権現が初めて地上に降臨した地であると言い伝えられています。天ノ磐盾(あまのいわたて)と言われる険しい崖の上にあり、急な石段を上がった先に御神体であるゴトビキ岩があります。崖上にあるからこそ眺望も抜群で社殿下の広場からは新宮市の街を一望できます。
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古事記や日本書紀にまつわるトリビア
約1,300年ほど前に編纂されたと言われ、日本最古の歴史書として名高い「古事記」と「日本書記」。和歌山県にはこの2つの歴史書にまつわるスポットが点在しています。有名な神話の中のひとつである「天磐戸(あまのいわと)」の物語に関係する神社や、初代天皇である「神武天皇」が神武東征で辿ったスポットなど興味深いものばかり。歴史を知ってから観光をすると、より深く観光スポットを楽しむことができるかもしれません。
見どころたくさんの和歌山県だからお土産も豊富!
各エリアの特色が光る和歌山県はお土産も豊富。海鮮グルメやフルーツだけでなく、伝統工芸品や、なんとなく懐かしさを感じるような愛され銘菓まで、個性豊かな品が揃います。誰かにあげるのはもちろん、自分用にも欲しくなる和歌山県のお土産をピックアップしてご紹介します!
- 紀州漆器
- 根來寺(ねごろじ)の僧侶たちが、日常使いのために作った「根來塗」を起源とする紀州漆器は海南市の黒江地区で育まれてきました。初期のころは朱色の表面から黒い下地が見える模様が特徴とされていましたが、近代に近づくにつれて華やかな蒔絵などの装飾が施されるようになりました。自分自身で絵付けをする蒔絵体験ができる施設もあり、世界に1つだけのお土産を作ることもできます。
- ごま豆腐
- 高野山の精進料理として誕生した「ごま豆腐」は、厳しい修行の中でタンパク質を補うために重宝されたと言われています。昭和の頃からは、高野山のお土産として広く浸透しました。高野山では「生ごま豆腐」などの、日持ちが短く、現地でしか食べられない商品もたくさん!お土産用とあわせてぜひご賞味ください。
- 柿の葉寿司
- 柿と新鮮な海鮮が揃う和歌山県でこそ味わいたい「柿の葉寿司」。柿の葉の優しい香りが特徴の押し寿司で、鯖や鮭などの定番から熊野牛を使ったものまでバラエティ豊かに進化しています。一口サイズのお寿司が柿の葉で包まれているため、外出先でも食べやすく、観光途中の小腹満たしにもぴったりです。
- 梅関連商品
- 和歌山のお土産の定番と言えば梅干しは外せません!上質な梅として名高い紀州南高梅を使用して丁寧に漬けられた梅干しは、お店によって個性があるので、色々買って食べ比べるのも楽しみ方のひとつ。梅干し以外にも梅酒や梅シロップ、干し梅など梅を使った加工品も見逃せません。
- みかん関連商品
- 生のみかんは旬の時期しか味わえませんが、ジュースやゼリーなどは通年を通して味わえるのが嬉しいポイント。和歌山県の自然の恵みがぎゅっと凝縮したあま~いみかんを贅沢に使用した商品が、お土産屋さんに多く立ち並びます。産地ならではの贅沢な商品をぜひお買い求めください。
- 醤油
- 醤油発祥の地と言われている湯浅町では、昔ながらの木樽を使った製法で、天然醸造の醤油がつくられています。全国に根強いファンをもつ「湯浅醬油」は、格別のコクと深みのある香りが特徴。醤油そのものはもちろん、醬油作りの起源となった金山寺味噌もおすすめ!
- かげろう
- 軽やかな生地に、優しい甘さが自慢のクリームをはさんだ白浜を代表する銘菓「かげろう」。口に入れた瞬間にふわっと消えてしまう儚さが、浜辺を漂うかげろうを思わせることからこの名がついたのだとか。目を引く紅白のパッケージも魅力的で、もらった人も喜んでくれること間違いなしです。
- デラックスケーキ
- 大正時代に田辺市で創業した「鈴屋」の定番商品「デラックスケーキ」。しっとりずしっとしたカステラに、白いんげんを使ったオリジナルジャムを挟みこみ、優しい甘さのホワイトチョコで包み込んだ珍しい商品です。どこか懐かしさを感じる味わいで、長年にわたり県民に愛されてきた「デラックスケーキ」をぜひ一度ご賞味ください。
- 鈴焼
- 明治元年創業の「香梅堂」がつくる「鈴焼」は、熊野土産の定番です。可愛らしい鈴の形で、食感はふんわりしっとり。優しい甘さがクセになる味わいで、食べる手が止まりません。地元民のおやつとしても人気の鈴焼は、お土産にもおすすめの逸品です。
リゾートホテルに温泉宿、宿坊まで!誰と行っても楽しめる和歌山ステイ
エリアによって全く違った雰囲気を楽しめる和歌山県は宿泊施設もよりどりみどり。美しいビーチの側にあるリゾートホテルではバカンス気分を、自然豊かで静かな旅館ではゆったりと流れる時間を楽しむことができます。さらにはお城に宿泊したり、宿坊で自分と向き合う修行体験ができたりと、特別な体験ができるスポットも少なくありません。その時の気分や旅の同行者に合わせた楽しみ方で和歌山県を満喫しましょう!
まとめ
和歌山県への旅の準備はできましたか?
一度訪れたら、エリアや季節に合わせて全く違う表情を見せてくれる和歌山県の魅力の虜になるはず!
気になる情報はぜひ詳細ページや特集もチェックしてみてくださいね。